FXトレードを行う場合、トレードの勝ち負けを表現する指標として「pips」という指標を使います。
株式トレードでは、株価の変動率で株価の変化を表しますが、勝ち負けは金額で表現するのに対して、FXトレードでは、「pips」という指標が多く使われています。
FXトレードの「pips」というのは「補助通貨単位」の総称です。
日本円なら円の補助単位である「銭」になります。
米ドルなら「セント」になります。
米ドル/日本円取引で「10pipsの利益になった」というのは、1万ドルの取引であれば、1,000円の利益を得たということになります。
FXトレードでは、取引通貨によって基準額は違ってきますが、取引通貨によらずに、変化(勝ち負け)の大きさを表す指標として「pips」が使われているのです。
それでは、これからFX取引を始めるのであれば、1日のpipsの目標はどれくらいにすればいいのでしょうか?
これは、どれくらいの利益を目指すかによって変わってきますが、たとえば、「米ドル/日本円」の取引の場合は、「1日20pipsの利益」程度を目標にするのがいいでしょう。
このpipsの目標が高いと、確かに順調な時には大きな利益が得られますが、思った様にうまくいかないときは、何とか目標利益を獲得しようとして無理な取引をしてしまいます。
FXトレードでは、この「無理な取引」をしてしまうと、大きな損失につながります。
FXトレードで継続的に勝ち続ける秘訣は、「いかにして損をしないか?」に尽きます。
FX初心者のうちは、1日20pips以内を目標に経験を積んで、慣れてきてから目標を引き上げるようにしましょう。